【開催報告】TIFFCOMが「Japan IP Market」でカンヌに進出!日本の原作、リメイク権に世界の映画プロデューサーが注目

TIFFCOMは、カンヌ国際映画祭併設マーケット「Marché du Film(マルシェ・デュ・フィルム)」と提携し、2026年5月15日から17日の3日間、カンヌにて「Japan IP Market」を共同開催いたしました。

本イベントは、マルシェ・デュ・フィルムの「Japan, Country of Honour 2026」における主要プログラムの一つであり、日本の有力IPホルダーと世界のトップ映画プロデューサーを直接結びつける貴重な機会として実施されました。10月に東京のTIFFCOMで開催されているミーティング・プラットフォーム「Tokyo IP Market: Adaptation & Remake (TIPM) 」のカンヌ版として、映画祭現地でも話題を呼びました。

会場は映画祭のメイン会場脇の旧港(Vieux-Port)に停泊した大型双胴船「アートエクスプローラ(Art Explora)」。日本の主要IPホルダー7社がマンガ・小説などの書籍の映像化権(Book-to-Screen Adaptation)、映画のリメイク権といった厳選されたIPを携えて参加しました。

会場となった「アートエクスプローラ」。招待国としてお祝いムードの中、日本のIPが満載で目を引くパネルは大人気に。
連日、足を止めて記念写真を撮る人が絶えず、フォトスポットとなっていました。

キーノート&パネル

今回の「Japan IP Market」では、日本IPに関する知見を深めてもらうため、日仏のキーパーソンによるキーノートとパネルを開催いたしました。キーノート「The Future of Japanese IP in Global Adaptations」ではNetflixの実写版『ONE PIECE』のエグゼクティブ・プロデューサーである藤村哲也氏(フィロソフィア株式会社 CEO)が登壇。自身の経験、映像化・リメイク事例、日本IPが持つグローバルなポテンシャルについて語りました。さらに2026年時点でのハリウッドでの映像化の最新動向が次々と紹介され、日本IPの怒涛の勢いが伝わってきました。

フランスからも業界のトップランナーが登場。Crunchyrollとフランスの出版社Glénat Editionsが登壇した「Manga & Anime: Publishers and Broadcasters Driving Success」では、日本のマンガ・アニメIPの成功要因について深い議論が交わされました。

また「From Cult IP to Hit Series: The Success of Cat’s Eyes French Remake」では、フランスのTV局TF1が、『キャッツ・アイ』のフランス実写シリーズ化までの道のりと、オリジナルとは異なる世代のファンを獲得していったマーケティング事例についても解説しました。

「The Future of Japanese IP in Global Adaptations」
「Manga & Anime: Publishers and Broadcasters Driving Success」
「From Cult IP to Hit Series:The Success of Cat’s Eyes French Remake」
パネルの客席も大盛り上がり

ピッチングセッション&1 to 1ミーティング、ネットワーキングイベント

日本のIPホルダー各社は、人気マンガの最新作からベストセラー小説、リメイク権ではカンヌでもお馴染みの『東京物語』『仁義なき戦い』などの日本を代表する映画もラインナップ。各社によるIPのオープンピッチセッションも開催され、会場は熱気に包まれました。

会期中のミーティングタイムには世界各国の映画プロデューサーやIPスカウトたちが日本の良質なIPを求めて会場を訪れ、1対1のビジネス・ミーティングが80件以上展開されました。

参加 IPホルダー : 7社

  • アミューズクリエイティブスタジオ(原作書籍)
  • KADOKAWA(原作書籍、映画リメイク)
  • 主婦と生活社(原作書籍)
  • 松竹(映画リメイク)
  • 東映(映画リメイク)
  • 日本アニメーション(映画リメイク)
  • 日本文芸社(原作書籍)※五十音順 

※各社の紹介、IPのマーケットラインナップは こちら(ページ下部、英語)

さらに参加者と各国関係者との交流を深めるため、船上でのオープニングカクテルパーティや、ランチ会のネットワーキングイベントも実施しました。

参加者コメント(一部抜粋)

日本IPホルダーより

❝海外の製作会社さんが一堂に会する場で自社作品をご紹介できて大変光栄でした。実写化や新しいアダプテーションの形を提案してくださる会社さんとお話しし、知見を広げる機会としたいです。❞

❝日本と一緒に何かしたいという熱をすごく感じてとても嬉しかったです。古いIPから新しいIPまでご紹介しましたが、どれも興味を持っていただけました。どのように実現していくか楽しみです。❞

❝ピッチイベントは藤村さんのキーノートの後ということもあり、欧米のポテンシャルライセンシーの方々がたくさんいらして、すごくやりがいがありました。TIFFCOMでは通常出会えない新規の方々と初めて繋がれるミーティングがとても多く、ありがたい機会でした。❞ 

海外プロデューサーより

❝今回のIPマーケットには映画化できるIPを探して参加しました。旧知の会社1つと新しい会社2つの合計3社と会いましたが、とても機能的で良いマーケットだったと思います。プレゼンを見られなかったのが残念でした。東京でもぜひ参加したいです。❞ (Goodfellas 買付担当)

❝フランスのパリを拠点に実写の制作をしています。今回は映画の旧作もしくは小説でリメイクまたは映像化できるIPがないか探しに来ました。ミーティングは3社と行いましたが、とても興味深く良かったです。日本側からも共同製作について質問が出たりして、双方向のミーティングができました。秋のTIFFCOMには、招いてもらえるならぜひ参加したいです。❞ (Felicity Production 製作担当)

「TIFFCOM 2026」「Tokyo IP Market」は10月28日〜30日開催

本イベントに続き、本年10月のTIFFCOMでは、原作の映像化権およびリメイク権を取り扱う「Tokyo IP Market: Adaptation & Remake (TIPM)」を東京で開催いたします。日本の良質なIPを探す海外プロデューサーのニーズにお応えし、映像化に向けたミーティング機会を提供します。

その他、「TIFFCOM 2026」では、日本とのコラボレーション、日本コンテンツの海外展開に関するカンファレンスも数多く予定しています。「TIFFCOM 2026」の出展申込は7/2(木)まで早割料金(以降7/31(金)まで通常料金)にて受付中、ビジター申込は8月上旬受付開始予定です。

各種情報は決定次第、公式サイト、SNS(Instagram / Facebook / Linkedin / X)、ニュースレター(登録)等でご案内いたします。

【TIFFCOM 2026 開催概要】

  • 日程: 2026年10月28日(水)~10月30日(金) 
  • 会場: 東京都立産業貿易センター 浜松町館 

※出展申込受付中:2026年7月2日(木)早割締切、2026年7月31日(金)最終締切
※ビジター登録受付開始: 2026年8月上旬

Tokyo IP Market: Adaptation & Remake (TIPM)に関するお問い合わせ先

TIFFCOM事務局: contact@tiffcom.jp